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勉強いらずの証明書

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 現在、私立大学を含めると800を超える大学が存在します。しかし、その一方で、日本の大学生の学力低下が問題となっています。本当に学力が下がっているという確実なデータはあまり見られませんが、大学に対する教育態度や学習時間を調べると、勉強時間が減少傾向にあると思われます。

 上の図は大学生に関するリクルートさんの公式調査結果です。私の印象では、「学ぶため」に大学に行くというよりも「単位を貰うため」に大学に行くという感じが大学生にある気がします。経験則を交えると、授業への出席に対する評価の割合が高い講義のように、勉強をあまり重視しない授業を優先的に選択する学生が結構いました。また、「あの授業の評価は緩い」という噂は学生間では絶えませんでした。一番の驚きは、講義ノートという代物が売っていることでした。高い授業料はいったいどこへ・・・。

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 さらに驚きなのは大学生の勉強時間です。この表は日本学生支援機構の大学生に関する調査結果です。大学生の大半が、授業以外の勉強時間が0時間という方が多いですね。1~5時間という方もかなり多いです。最大5時間週に勉強したとしても、授業以外では、一日に1時間も勉強していないということになります。0時間と1~5時間を合わせると、65%~80%くらいの方が属します。別の調査結果では、なんと一日の読書時間が0分という学生が約50%もいました。勉学をする大学生の半分が、勉強の基礎である読書をほとんどしないという状況です。50%の大学生が読書をしないですし、勉強をしても一日一時間もしない。彼らは大学で何をされているのでしょうか?逆に気になります。

 日本学生支援機構は、学生の2.6人に一人が奨学金を受けていると発表しています。上記の現状を鑑みると、もしかしたら奨学金を受けながら授業以外ではほとんど勉強しない方がかなりいるのではないかと少し怖い気持ちになります。しかも、我々の税金を使用して給付型奨学金の設立を国が進めています。
 もちろん、勉学に一生懸命励んでいる学生も大勢いると思います。そのような方にこそ給付型奨学金を与えて勉強に集中してもらいたいものです。
 今回は少しショッキングな記事でした。奨学金の受給主体である大学生が勉強をしなくなっている状況がうかがえます。勉強をしないということはその分、学力が低下している可能性も高いと思われます。
 家計に関係なく、そして、将来への不安がない状態で、高度な知識を得られる大学に行けるよう給付型奨学金を充実させることは賛成です。しかし、給付型奨学金にばかり注目するのではなく、実態を見て大学改革や奨学金改革を見直してみてもいいのではないのでしょうか。

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最終更新日:2018-02-06 11:32

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